サロンを、
ポータルサイトから
自由にしたい。
横浜のサロンのWeb運営・SEO・MEOを担当する中で、美容業界が抱える「ポータルサイト依存」という構造的な課題に気づきました。
オーナーが自分のお客様と直接つながれる場所を作りたい——その思いで Ranga Studio を立ち上げました。
コロナ禍のゼロからスタートしたサロンが、半年で「勝手に予約が入る仕組み」を作るまで。
2020年3月。
横浜・保土ケ谷に、小さな専門サロンがオープンしようとしていました。
テレビでは連日、横浜港に停泊する大型クルーズ船の映像が流れていました。感染者数が毎日更新され、「コロナウイルス」という言葉が日常に入り込み始めた、あの頃です。
その映像を横目に見ながら、私たちはオープンの準備を続けていました。内装の最終確認、備品の搬入、メニューの印刷。「なんだか嫌な予感がするけれど、もう動き出している。やるしかない」——そんな空気の中で、2020年3月、そのサロンはオープンしました。
1ヶ月後、緊急事態宣言が発令されました。
最悪のタイミングで、最悪の条件が重なった
条件は、考えうる限り厳しいものでした。
まず、客がゼロでした。
以前のサロンからお客様を連れてきたわけではありません。「オーナーのお客様を引き連れての独立」ではなく、本当に、完全なゼロからのスタートです。知名度なし、口コミなし、予約なし。
そこに緊急事態宣言が重なった。
美容室の営業は認められていましたが、人々の外出は激減しました。「今は不要不急の外出を控えよう」という空気が社会全体に漂っていた。新規の、しかも誰も知らないサロンにわざわざ足を運ぶ人が増えるはずもない。
立地は横浜市保土ケ谷区。都心でもなく、ターミナル駅でもない。「通りがかりのお客様」が期待できる場所ではありませんでした。
新規オープン、コロナ禍、ゼロ客、非幹線エリア。
普通に考えれば、諦めてもおかしくない状況です。それでも、やめませんでした。
「リアルが機能しないなら、Webに賭けるしかない」
足を運んでもらえないなら、検索で見つけてもらうしかない。
リアルでの集客が機能しないコロナ禍だからこそ、Webに全力を注ぐことを決めました。そして、できることをすべてやることにしました。
最初に取り組んだのは、内部SEOの徹底的な整備です。
Googleがサイトを正しく読み込める構造に整える。タイトルタグ・メタディスクリプション・見出し階層の設計。表示速度の最適化。スマートフォンでの表示確認。地味で目に見えない作業ですが、これをやらなければ何も始まらない。家を建てる前の、基礎工事です。
次に、コンテンツ(コラム記事)の積み上げを始めました。
ターゲットのお客様が「実際に検索しているであろう問い」に、一つひとつ丁寧に答える記事を書き続けました。すぐに結果は出ません。書いても書いても、アクセスは増えない日々が続く。それでも書き続けました。コンテンツは「消えない資産」として積み上がると信じていたから。
そして、外部SEO専門業者への依頼も決断しました。
内部をどれだけ整えても、外部からの評価(被リンク)がなければ、Googleから「信頼できるサイト」と認識されるまでに時間がかかりすぎる。費用はかかります。でも、ポータルサイトへの掲載費と比べたとき、答えは明らかでした。
ポータルサイトへの掲載費は、やめた瞬間にゼロになる。でも、外部SEOへの投資は、育てた評価として積み上がり続ける。どちらに賭けるかの判断です。
2020年8月。数字が、動いた。
オープンから4ヶ月が経った頃です。
アクセス解析の折れ線グラフが、明らかに上を向き始めました。それまでとは違う角度で。設定していたキーワードで、検索結果の上位に自分たちのサイトが表示されるようになっていました。
そして予約が入り始めました。
一件、また一件。最初は半信半疑でした。でも予約は止まらなかった。
ここで効いてきたのが、最初から仕込んでおいた**「予約導線の設計」**です。
サイトを見たお客様が「予約する」ボタンを押すと、そのまま外部の予約システムに飛び、日時とメニューを選んで、予約完了まで完結できる。電話をかける必要がない。オーナーが応答する必要がない。深夜でも、早朝でも、オーナーが施術中でも、予約は自動で入ってくる。
電話が鳴ることもなく、勝手に予約が入ってくる状態が出来上がっていたのです。
その年の8月から12月にかけて、アクセスも予約数も売上も、右肩上がりで上昇し続けました。コロナ禍のど真ん中で、ゼロから始まったサロンが、です。
この経験が教えてくれたこと
あの半年間で、私は確信を持ちました。
正しく設計されたWebサイトは、オーナーが寝ている間も働いてくれる。
ポータルサイトとWebの本質的な違いは、ここにあります。
ポータルサイトは、掲載料を払い続ける限り「場所を借りられる」だけです。やめた瞬間、存在は消える。積み上がらない投資です。
でも自社HPは違う。育てれば育てるほど力をつけ、一年後・二年後に積み上がっているものがまったく違う。コンテンツも、SEOの評価も、口コミも、すべてが「自分の資産」になっていく。
そしてもう一つ、気づいたことがあります。
このサロンがゼロから立ち上がれたのは、特別な条件があったからではありません。やるべきことを、正しい順番で、継続してやり切ったからです。
内部SEOの整備、コンテンツの積み上げ、外部SEOへの投資、MEO対策、予約導線の設計——これらは、業種や規模や立地に関わらず、どのサロンにも再現できる打ち手です。
ただし、「何をどの順番でやるか」を知っている人間が設計しないと、同じことをやっても効果が出ない。そこにこそ、ノウハウとしての価値があります。
私がRanga Studioを作った理由
この経験を通じて、私は一つの現実に気づきました。
同じ課題を抱えているのは、このサロンだけではない。
全国にある小規模サロンのほとんどが、同じ構造的な問題を抱えています。「いいサービスをしているのに、ネットで見つけてもらえない」「ポータルサイトに頼り続けるしかない」「自社HPを作ったけど、まったく問い合わせが来ない」。
そしてこれは、サロンオーナーの努力不足でも、センスの問題でもありません。
誰も、正しいやり方を教えてくれなかっただけです。
Web制作会社は「きれいなサイトを作ること」はできても、SEOやMEOまで一貫して戦略を持って動ける会社は少ない。SEO業者は高額な月額費用を請求するけれど、美容サロンの集客の本質をわかっていない。ポータルサイトは当然、自社に有利な仕組みしか提供しない。そしてそのポータルサイトでさえGoogle広告に出稿しているという事実です。
オーナーは、どこに相談すればいいかわからないまま、とりあえずホットペッパーに掲載を続ける。
それが現実です。
Ranga Studioが提供したいのは、「ホームページを作ること」ではありません。実際に成果が出た集客の仕組みを、あなたのサロンに再現することです。
内部SEOを正しく設計したWordPressサイトの制作。ターゲット顧客が検索するキーワードに答えるコンテンツ戦略。GoogleビジネスプロフィールのMEO最適化。そして必要に応じて、実績のある外部SEO専門業者への取次——私が代理店として契約できるため、余計な手間なく、信頼できる業者に繋げることができます。
HPを公開して終わりではなく、「勝手に予約が入ってくる状態」を目標地点として、一緒に設計します。
最後に、一つだけ
2020年のコロナ禍、ゼロ客、緊急事態宣言という、おそらく最悪の条件の中でも、正しい設計と継続によって集客の仕組みは作れました。
あなたのサロンの条件は、あの頃よりずっと有利なはずです。
ホットペッパーへの掲載をすぐにやめる必要はありません。でも、このまま毎月掲載費を払い続けて、5年後も同じ状況でいたくないなら——今が、動き出す時だと思います。